19年目の「CPUの創りかた」
ITベンダー資格試験、研修: メリット・デメリット(海外ベンダー、オンライン試験など)
いろいろなIT研修やベンダー資格試験を受けたので、メリット・デメリットについてまとめてみた。
私が受験したのは、すべて海外で作成されたベンダー資格試験(日本発のベンダー試験は受けたことがない)ので、念のため。
- 研修ベンダーについて
Road to ITIL 4 Master certification - IT系資格: ITIL 4 Specialist Monitor, Support and Fulfil (MSF)勉強法など
・どんな資格?
「Monitor, Support and Fulfil 」(MSF)とは、ITIL4の上位資格で、合格するとITIL4のPractice Managerとして認定される。
ITIL 4で提供される34のプラクティスガイドの中から、5つのプラクティスガイドを学ぶ。いずれも、ITILを少しでも知っていたら、聞いたことがあるはずの、基本で大事なプラクティスガイド。
Incident Management、Service Desk、Problem Management、Service Request Management、Monitoring and Event Management
・ITIL 4 Masterへの道のりを確認、研修を申し込むまで
続きを読むIT系資格: ITIL 4 Specialist - Acquiring and Managing Cloud Services (AMCS)
二度目のチャレンジで、ようやく合格できた。
・この資格は何?
ITIL4の上位資格で、ITIL4の拡張分野向け補強フレームワークと知識体系を扱う。
オンプレ環境からクラウド環境へ移行するのにあたり、どのような心構えで、どのような事前準備が必要で、どんな計画を立て、移行し、維持していくか、ITIL4に基づいて進めていく、という内容。
クラウド移行の必要性に直面した企業のIT担当者や、その上司、ビジネス側のキーメンバーとか、そういう人たちが揃って学ぶと役に立ちそう。特定のクラウド環境ベンダーに特化した技術的な話ではなく、汎用性の高い内容。
ITIL4 Digital and IT Strategy (DITS)がデジタル戦略と移行の話なので、その中のクラウドに特化している感じ。DITSを先に学習しておいてよかったと思う。
資格試験を受ける前提は、専用研修を受けること。ITIL4 Foundationに合格していなくても構わない。
・試験を申し込むまで
続きを読むIT系資格: ITIL 4 Digital and IT Strategy (DITS)、Strategic Leader 認定
しばらく前、無事合格することができたので書いておく。
・この資格は何?
ITIL4の上位資格の一つ。認定されるためには、「ITIL4 Foundatiomを取得」、もしくは「ITIL v3 Expert取得後、ITIL4 MP移行試験に合格」する必要がある。
ITIL v3 Expertからの移行者は、ITIL4 MPに加え、このDITSを取得することでITIL 4 Strategic Leaderと認定される。
ITIL4から始める人は、まずITIL 4 Foundationを取れば良い。DPIと DITSの資格を取得すればITIL4 Strategic Leaderになる。ITIL 4 MPを取りたければ、個別に必要な資格を取っていく。ITIL 4 MPが無くても、DITSは受けられる。
下記Axelos公式の、ITIL4 Certification Schemeを参照。
Foundation以外は、認定研修を受けないと、試験が受けられない。
Foundationは、v3のとき取得した。対策本を一通り学習して受かったが、上位資格は、どれも範囲が広いし、新しく学ぶ概念も多いので、研修で講師に教わり、疑問点は質問し、という経験は効果的だったと思う。
・試験を申し込むまで
続きを読むTD4製作(14)
TD4をモバイル仕様にしてみました。と言っても、100円ショップのケースに入れただけなので怒られそう...。^^;
ぴったり合うケースがなかなか無くて、100円ショップの上から下まで(そこはB1〜6階の全部のフロアが100円ショップなのです)探し回って、ようやく見つけました。取っ手付きのファイルケースです。縦横は少し余裕がありますが深さがギリギリなので、なんとか収まりました。樹脂ケースなので、静電気が少し心配ですね。
持ち歩けるように(持ち歩くのか?)、電源として単3乾電池×4の電池ケースにDCプラグを取り付けたものを用意しました。写真左上の隅に写っている四角い黒いのがそうです。
これで埃が付きにくくなりそうだし、裏の配線を誤って引っ掛けて外すこともなくなりそうなので(*1)なかなかいい塩梅です。
基板はネジで止めてありますが、今後改造をすることを考えると、ワンタッチで外せる仕組みがあれば便利かもしれないです。
*1:ケースに収めようとしていたところ、どこかの配線が引っかかって外れてしまい、誤動作する事態を招きました。配線が重なり合っているところだったので、配線が外れたということすらわからず、テスター片手に回路図とにらめっこしながら数時間も悩みました...。結果、半田付け箇所が外れていただけ、ということに気付いた時のあっけなさ。ご想像くだされ...。^^;
TD4製作(13):とりあえずのまとめ
製作中に気付いたことをまとめてみました。
もう一度作るとき(作るのかなぁ...)役に立つかもしれない...。
- 大きめのユニバーサル基板での部品配置・配線経験がなくて、なんとなく尻込みしてしまう人は、本の製作例の基板と部品配置をそのまま真似してやってみてはいかがでしょうか。同じ基板を買うと、高いのですが...。本の製作例の部品配置は、よく考えられていて無駄が少ないと思います。
- ワイヤは、AWG22(0.3sq程度)ということなのですが、より線を使うと硬くて取り回しにくいところがありました。本の通り、素直に単線を用いるほうがやりやすいとは思います。ちょっとの曲げ伸ばしで断線することはないと思いますが、何となく気になったので私はより線を使いました。
- 「いらないかなぁ...」と思いつつも購入したワイヤーストリッパでしたが、大活躍でした。結局何本ワイヤの被覆を剥いたんだろうか。カッターやニッパで用心しぃしぃ剥くなんてことはやってられるような本数ではありませんでした。
- 部品の配置図は、書いたほうがいいです。配線図は、配線箇所があまりにも多くて、途中で挫折してしまいましたが、配置図だけは書きました。あえて基板の裏側から見た図を書いてみましたが、これが正解でした。ICの脚の番号を振ったり、抵抗の値、ダイオードの向きなども書いて置いたので、裏側で配線をしているときにふと分からなくなった時、図を見ればすぐ分かるので表に返して確認する手間が省けました。配線ミスを減らすのにも一役買ったと思います。
- LEDは、本の回路図にあるもの(4つ)以外にたくさん付けたほうがいいと思います。もちろん好みですが、見た目の楽しさということもあるし、動作確認作業の時も、LEDが点く/点かないですぐ分かるので楽でした。テスターによる確認をはしょったわけではないですが。また、各信号の先にLEDを付けるということで、私の場合、回路図に追加する度に本の該当の記述を確認するようになったので、理解を深める、という意味でも役に立ったと思います。
- ACアダプタの電圧には注意しましょう...。似たようなアダプタを2個持っているため、間違えて高い電圧のものを繋ぎ、ICを壊しました。2度もやった大馬鹿者です。^^; ステッカーを貼って区別しやすいようにしてみました。
- 部品の購入は計画的に...。秋葉原に飛行機や新幹線を使わないと行けない、という所には住んでいないので、足りない部品は割りと頻繁に買い出しに行っていましたが、それでもかかった時間や電車賃を考えると...。^^; まるっきり無駄だったとは思いませんが(どのお店のどこらへんに何が売っているか大体見当がつくようになったし)かなりかかってますね。あはは。
...と、まぁこんなところでしょうか。思いついたら追々書き足してみます。
本の通りのCPUは、ひとまず完成しました。
モーターとかいろいろ繋げることもできるということを教えていただいたので、ちょっと調べてみているところです。
「こんなもの作って何になるんだろう」と思ったこともありましたが、どんなことであれ、最後までやり遂げるということは良いことだと思います。意味もなく、電源を入れてはニコニコしている私がいます。^^
一つよく分かったことは、「コンピュータは、確かに0と1(もしくはHighとLow)の組み合わせで動いているんだなぁ」ということでした。当たり前と言われてしまえばそれまでなんですが。Windows XPのマシンでゲームしたりネットサーフィンしたりしても、実感できないことだと思います。
やたら時間がかかることではありますが、興味を持ったらチャレンジしてみる価値は十分ありますよ!